単なるギャンブルではない競馬の魅力について

競馬をイメージすると、大多数の人は新聞を片手に持ってそれを用いて勝ち馬を予想して、馬券を購入してレースを見ながらまくれまくれと叫びながら応援して観戦するのを連想するはずです。
そして予想が的中したら、馬券を片手に歓声で勝利の雄たけびを上げたり、写真判定の結果を待ってどきどきして待ったり負けたら馬券を大空に投げて悔しがるイメージだと思います。
確かにそういうギャンブルの印象が強く、実際にそういうユーザーもいるのですが、単なる賭け事では無い競馬の魅力もあります。
そこで以下に初心者にも解りやすく、競馬のギャンブル以外の楽しみ方を挙げて説明します。

馬の特性とジョッキーの駆け引きを楽しむ

単なるギャンブルというのなら、TVの報道番組や一般のニュースで結果を報道しないはずで野球やサッカーと同じくスポーツの側面もあります。
スポーツには駆け引きがあり、例えばサッカーなら前半は敢て相手を責めさせて、守りに徹して相手を疲れさせて、後半にばてている所を猛攻を掛けるなどの作戦が取られます。
同じことが競馬でも行われていて、もちろん馬の力は大切なのですが、上にのっているジョッキーの駆け引きやラストスパートの鞭入れのタイミングが勝敗に左右します。
だからレースでジョッキーが先行逃げ切りタイプの馬をコントロールして、敢えては前半はゆっくりと馬郡の中のいいポジションに走らせて置いて、ここぞのタイミングで一気にときはなって爆発的な巻き返しで勝利させるシーンを何度も報道されました。
そういった馬の特性とジョッキーの駆け引きを考えながら、戦略系のスポーツとして見る楽しみ方があります。

馬の特性や個性を見て楽しむ

上記でも上げましたが、出走する馬も生き物なので特性や個性がそれぞれ違いがあり、それらを見て楽しむのも魅力のひとつです。
例えば外見の毛の色も多種多様で、赤毛とか栗毛とか白に至るまで約8種類の色の馬が走ってます。
中でも一番特徴的な色が白色の毛で、黒や茶色など濃い色が多い中ですごく目立ってカッコ良く見えます。
女性も白馬の王子様にいつか見染められて、結婚するのが子供の頃の夢と言っているのも聞きますが、すごくカッコ良くて見ているだけで楽しめます。
だから競馬場に行って、一切ギャンブルをしないでパドックを歩く白馬の写真を撮影し続ける人もいます。
競走馬はブリーディングで掛け合わせて、サラブレットとして強化されてきた歴史があります。
競走馬がデビューする流れは、まず種付けから始まって誕生する所から始まります。
そしていくつもある厩舎やトレーニングセンターで育成を行って、ジョッキーをのせて調教を行って、最終的にデビューします。

種付けからが競走馬のドラマのスタート

種付けからが、競走馬のドラマのスタートとなります。
サラブレッドは血統があり、歴代の有名な競走馬の遺伝子が少しずつ受け継がれていきます。
例えばすごく優秀な競走馬で山のようにレースで勝利した馬同士で種付けすると、当然ですが強い馬が誕生する確率が高まります。
だけど強い馬同士を掛け合わせても、強い遺伝子が上手に受け継がれる分けでなく、当然ですが欠点も同時に受け継がれます。
例えば足が速くて先行逃げ切りが得意な馬の場合は、当然ですが体重が軽くてスタミナが無くて長距離ではばてる傾向があります。
その先行逃げ切りのスプリンタータイプの馬をかけ合わせれば、当然足の速い個体が生まれる可能性が高まりますが、それと同時にスタミナが無くて最短のレースの距離も走り切れない事もあります。
レースに勝つことが目的なので、いくら足が速くても意味のない結果となってしまいます。
だからブリーディングでは、そういったリスクを予想しながら、最善の組み合わせを予想して行われます。

AI技術を使って選ぶ馬主もいる

最近では種付けの失敗リスクを減らすために、AI技術を使って選ぶ馬主もいるぐらいです。
だけど遺伝子の受け継がれ方は、ギャンブルの要素があり、運次第で優勢の遺伝子だけが受け継がれ、劣勢の遺伝子が全く受け継がれない事も稀にあります。
そういうの奇跡の競走馬が誕生するのを見ているのも、楽しみ方のひとつと言えます。
競走馬は将来レースに出られるかが決まるのは、育成段階と言われています。
いくら能力が優れた競走馬であっても、人間を嫌ってジョッキーが乗ったらまるで西部劇の暴れ馬のようにはじき飛ばす事もあります。
今までの歴史で、将来性があるのに人間をのせられなくて処分された馬もかなりいます。
そして育成過程では、始め1頭で走らせて徐々に一緒に走らせる頭数を増やして行きます。
1頭で走って早いレコード記録を出しても、馬が増えると全く実力が出せない個体もかなりいます。
そういう馬は実力があっても育成費用をかけても無駄になるので、除外されて行きます。

まとめ

そして育成でレースの通用する馬を絞って行き、さらにジョッキーをのせた調教が行われて晴れて3歳のデビュー戦を迎えます。
そういった種付けからの流れや、育成や調教の苦労を知った上でデビューしたサラブレッドを見るとよりレースを楽しめます。

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