全保連は家賃保証業界の中でも大手に位置するサービスであり、非常に知名度が高いものだと言えます。
連帯保証人がいるから大丈夫、保証会社に加入することを条件とすると入居率が悪くなりそうなどの理由から保証会社を利用しないオーナーもいますが、現在では全保連などを積極的に活用する貸主が増えていることを知っておきましょう。
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家賃滞納などのトラブルが起こったときに対応してもらえる
きちんと連帯保証人を設定してもらっていたとしても、必ずしも家賃などの支払いを代わってもらえるわけではありません。
契約後に亡くなっていたことを隠されていた、連絡が取れない、速やかに対応してもらえないなどの理由からスムーズに立て替えてもらうことができない可能性もあります。
賃貸物件管理の委託サービスなどを利用していなければ、オーナーが連帯保証人に連絡を取って支払いをするように促すことになるという手間もかかるでしょう。
全保連に加入してもらうのであれば、こういった心配や手間がなくなります。
家賃滞納などのトラブルが起こったときにオーナーが保証会社に連絡すると、速やかに立て替えが行われることになり、入居者への家賃回収も保証会社側で行ってもらうことができるので便利です。
連帯保証人を設定しておいてもらうよりも、はるかに安心感が得られるシステムだと言えますし、手間をかけることなく家賃回収を行うことができるのでオーナー業務を従来よりも楽にすることができます。
病気や怪我などで突然収入が得られなくなってしまう可能性もある
信頼できる入居者や高収入な入居者であれば保証人や保証会社はいらないと感じるかもしれませんが、この考えは非常に甘いものだと言えるでしょう。
初めから加入する気がない人や途中から保証の解約などを申し出る入居者もいますが、これを受け入れると大変な目に遭う可能性があります。
安定した収入を得ている人物であったとしても、病気や怪我、事故などが原因で突然収入が得られなくなってしまう可能性もあるでしょう。
その際には貯金から支払ってもらえば良いと考えるかもしれませんが、必ずしも貯金があるとは限らず、収入が途絶えると翌月の家賃支払いすらままならない状況の可能性もあります。
保証会社に加入してもらっておくことによって、こうした問題が発生するリスクを回避することができると知っておきましょう。
全保連は毎月の賃料以外も保証対象となっている
家賃保証会社には色々なサービスがありますが、全保連の場合は毎月の賃料以外も保証対象となっています。
家賃や共益費、管理費といった毎月の固定費から水道料や町費、区費などの変動費にも対応していますし、修繕費やハウスクリーニング費用のような退去時に発生する費用にも対応していることを知っておくと良いです。
上限や制限が設けられている部分もありますが、幅広い内容について手厚いサポートを受けることができるので、安心して不動産経営を行うことができるでしょう。
他の家賃保証会社ではここまで幅広く対応していないケースも多いので、サポートの充実性を重視するのであれば、このサービスを選択することがおすすめだと言えます。
オーナーが難しい手続きを行う必要はない
入居者に加入してもらう場合は手続きが面倒だと感じるかもしれませんが、オーナーが難しい手続きを行う必要はないです。
不動産会社と提携しているのであれば、不動産会社が主体となって手続きを進めてくれるので、自分で入居者のサインをもらいに行くような必要もありません。
書類が揃った後は保証会社にて内容の確認と審査が行われ、合格すると不動産会社が入居者からサインなどをもらって手続きを完了させることができます。
手間をかけることなく加入してもらうことができるのでとても便利です。
オーナーの中には更新料を支払うことを嫌がる人が多く、入居者が減ってしまうと思っている人もいますが、この考え方は間違いだと言えるでしょう。
近頃は、いざというときのために保証会社に加入することを選択する人も増えています。
連帯保証人と保証会社への加入を選ぶことができる場合に、自ら後者を選ぶような人も増えていることを知っておくと良いです。
身内や友人などに迷惑をかけたくないという考えから進んで保証会社の利用を選択する人も増えているので、これを原因として入居者が著しく減ってしまう可能性は低いと考えて良いと言えます。
まとめ
保証会社に加入してもらうかどうかはオーナーが決めることができる部分であり、これに加入しない入居者を断ることもオーナーの自由です。
家賃などの回収を確実に行いたい、いざというときに手間がかかることは避けたいと考えるのであれば、保証内容も充実している全保連の利用を検討することがおすすめだと言えます。
入居者に負担が掛かるものだと感じて導入していないオーナーも少なくありませんが、近頃は双方が安心して賃貸物件を貸したり借りたりするためにも、保証会社を利用するケースが増えていることを理解しておくと良いでしょう。
全保連に加入してもらうことの特徴やメリットを十分に理解し、不動産経営にとって最適な選択ができるようにしておくことをおすすめします。
参考・・・全保連烏川