「日本と海外の競馬の違いが知りたい」
「競馬がブラッドスポーツと呼ばれる所以が気になる」
「暴露王の評判や口コミが知りたい」
競馬は、日本と海外では全く異なった視点で考えられているものです。
日本の場合は、公営ギャンブルとして国家直属のJRAがサービスを提供しているという特徴が存在します。
もともと、日本ではギャンブルを幅広く提供できるような法的なシステムや仕組みが存在しません。
例えば、海外ではブックメーカーなどのような民間の企業がきちんとした手続きや審査を通すことによって、ギャンブルをサービスとして提供できるという背景が存在します。
しかし、日本の場合は公営ギャンブルとして効果直属のJRAや地方自治体だけが利用できるようになっていますので、この違いが日本と海外で非常に大きいと言えます。
地方自治体に関しても、その自治体のルールに従って地方という形で興行を行うことができますが、あくまでも限定的な範囲内でしか行うことができません。
ですから、海外のやり方とは全く異なります。
海外で公営ギャンブルとして競馬が提供されていない理由
では、なぜ海外で公営ギャンブルとして競馬が提供されていないのかと言うと、ブラッドスポーツという形でレースが発展してきたからに他なりません。
サラブレッドというのは、徹底的に鍛えあげられた血統書付きの個体として発展してきました。
貴族が、自分達の趣味嗜好を満たすために考えられたスポーツであったため、ギャンブルという方向性でサービスを提供し始めたわけではありません。
実際に、海外ではこういった名誉欲だけでレースを行っているところも多い現状です。
そのため、名誉欲が大きいというのは日本の競走体系と比較すると非常に分かりやすいです。
日本の競走体系はとても賞金が高い
日本の競走体系は、国家が運営しているという背景があるのでとても賞金が高いという特徴が存在します。
競走に出走するサラブレッドとレースに出走させる陣営は、その賞金を獲得することを目指して調教を行っていくことになります。
レースに勝利すると、最もグレードの高いレースでは1億円以上のお金を貰うことができます。
文字通り、馬主も馬券を購入するファンもそこで得られる利益を求めて行動をすることになりますので、ギャンブルという側面が大きいというのがわかります。
一方で、海外の賞金体系は日本のそれと比較しても半分未満になっていることが少なくありません。
競馬発祥の地として有名なイギリスであっても、日本の競走体系と比較すると10分の1未満の賞金になっているところも多い現状です。
こういった現状が存在するのも、レースで得られるものが海外では名誉が最も大きいと考えられているからに他なりません。
言い換えると、お金持ちが自分達の名誉欲を満たすために行なっていくものであるため、数百年経った今でもこの傾向が全く変わっていない状態です。
ブラッドスポーツと呼ばれるサラブレッドの存在意義
そして、これを証明するのがブラッドスポーツと呼ばれるサラブレッドの存在意義です。
サラブレッドというのは、全ての個体がそう名乗ることができるわけではなく、きちんと血統書が存在しないといけません。
サラブレッドは血統が証明されている存在を指す言葉であるため、これがないとレースに参加することができない状況になっています。
血統書付きの位の高い個体だけがレースに出走することができますので、この点は誤解をしている人も実は多いです。
海外では、この個体に関する考察や考え方が非常に発達していて、1つの学問として研究を行っていることが昔からありました。
何世代にもわたって研究を続けていくことによって、より早い個体を作ることを目的として改良が行われていって今に至ります。
これは、サラブレッドの起源の観点からも明らかです。
サラブレッドの起源
サラブレッドの起源がどこにあるのか、ということも確認することができるからです。
現存するサラブレッドは、そのルーツを辿っていくとたった3頭の始祖に行き着きます。
この種牡馬が近代競馬を作ってきたことになるため、学問的な観点からもどういった状態で発生してきたのかということを説明できる状態にあります。
日本の競馬も、このような発展してきた海外のブラッドスポーツを取り入れる形で安定して行きました。
ところが、海外と大きく異なるのがこれを興行で成功させようとする動きが非常に大きかったという点です。
日本の場合は、民間の企業が運営を行っているわけではなくあくまでも国や地方自治体が関わっていますので、その観点から資金源が非常に豊富であるという大きなメリットが存在します。
資金源が非常に大きかったので、国家のサポートや地方自治体の助力と相まってギャンブルという形で競走体系が発展していくことになりました。
その流れが、現在の日本ででも残っていてより多くの人に愛されているという状態になっています。
まとめ
わかりやすいのが、日本競馬の有馬記念というレースです。
このレースは、世界で最も売り上げのあるレースとしてギネス記録にも掲載されているほどです。
それだけ、日本の競走体系というのは世界的に見ても特殊であることがわかります。
それぞれの国家や地域が培ってきた歴史や背景は異なっているということを知っておくことが重要です。